- 根管治療
意図的再植
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Before
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After
主訴 | かむと痛い |
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診断名 | 根尖性歯周炎 |
年齢・性別 | 42歳・女性 |
治療期間・回数 | 7ヶ月・24回 |
治療方法 | 感染根管治療→外科的に歯根先端を切除 |
費用 | 保険適用 |
デメリット・注意点 | 歯根が短くなる。手術を要する。 |
備考 | 歯を一旦抜いて口の外で歯根の先端を切除し、抜いた穴に歯を戻す手法を取りました。 |
治療詳細

感染根管治療終了
まずは一般的な根管治療を行い、約3ヶ月後に終了しました。 しかし、わずか1週間後に痛みが再発し、再治療となりました。 根管からは膿が出て、明らかな感染を認めました。

再根管治療終了
さらに3ヶ月間、根管治療を行いましたが、根管からの膿がスッキリおさまることはありませんでした。根管を封鎖するとまた痛みが出る可能性があったので、根管治療終了と同日に外科的治療にて骨内の病巣を掻き出し、歯根の先端を切除する意図的再植を計画しました。再根管治療終了後のレントゲンでは、初期よりも病巣が大きくなっているようにも見えます。

外科的治療終了後 約4ヶ月のレントゲン
だいぶ骨ができてきており、痛みも消失して経過良好です。隣の歯と比べるとだいぶ歯根が短くなったように見えますが、再植後の固定が外れて歯が浮いてしまったせいで、歯根をそれほど大きく切除したわけではありません。固定が不十分だったのは反省点です。